不細工な女の子

「看護婦さん、この子本当に私の子なんやろか。全然誰にも似てないけど」

生まれた時、真っ赤なサルのような顔で泣きちぎる私は、相当不細工だったようで。

なんどもなんどもこの台詞を聞かされてたためか、私は自分は醜いのだと認識するしかなかったように思う。

大嫌いな夫との間に生まれた子供だそうだから、そんなに嬉しくもなかったのかも知れない。